家庭でも人気の高いハンバーグ。しかし、美味しいハンバーグを作るにはいくつかのコツがあります。ここでは、ふわふわハンバーグの作り方を紹介します。
1.最初に玉ねぎをミジン切りにして色付くまでよく炒め、ボールへ取り出して荒熱をとります。 玉ねぎを炒めるのは、ハンバーグは蒸し焼きなので玉ねぎの水分を飛ばして焼きやすくする為と、甘味を引き出す為です。 2.挽肉に対して1%の塩を入れ、手早く練ります。2〜3分を目標に、よく練りましょう。塩はタンパク質を分解し、つなぎの役割をします。
3.パン粉に適量の水を加え、ふやかしてからよく絞ります。水のかわりに牛乳でもかまいません。
4.すべての材料を練り合わせます。ナツメグなど、好みの香辛料があればここで加えます。ここでも手早く練りましょう。
5.4等分して両手でキャッチボールしながら空気を抜き、形を整えます。 6.焼く前にパン粉を両側に付け、余分なパン粉は払い除けます。焼くときには真ん中をヘコまし、型崩れを防ぐ為に必ずヘコんだ方から先に焼きます。 火加減は中火です。油臭さをとる為に、油もよく熱しておきます。
7.スグにフタをして蒸し焼きにし、中火のまま焼きます。片面がシッカリ焼けたら引っくり返し、またスグにフタをして反対側を焼きます。 最後に火加減を若干強くして、両側の表面をカラッと焼き揚げます。
作り方のポイント 玉ねぎは細かいミジン切りにします。肉と玉ねぎの間に隙間を作らないようにする為です(肉汁の流出を防ぎます)。 肉はよく練ります。練りが甘いと肉汁が流れ出て、ボソボソしたハンバーグになります。 パン粉は肉汁を吸うように、水をよく絞っておきましょう。 ハンバーグは真ん中をヘコまして焼きます。焼くと肉が縮んで真ん中が膨らむので、焼きやすくする為(生焼けを防ぐ)です。 厚みは1.5〜2cmぐらいがベストです。薄すぎると肉汁が中に留まることができず、厚すぎると火の通りが遅くなり、結果的に肉汁が流出します。 空気はよく抜き、表面はできるだけ滑らかに整えて裂け目などをなくします。肉汁を包み込む為と、型崩れを防ぎます。 できるだけ短時間で焼き上げる為に、中火〜中弱火をキープして焼き上げます。肉汁の流出を防ぐ為です。 油は少し多めにします。最後に表面をカラッと揚げる為です。 途中できるだけ裏返さないようにし、フライパン返しなどでハンバーグを叩かない(押し付けない)ようにします。これも肉汁の流出を抑える為です。 最小限の裏返しと、最後にカラッと表面を焼き揚げる(揚げるイメージで)のがポイントです。外側がカリッと、内側がジューシーなハンバーグに仕上がります。 たまによく練らずにやわらかいハンバーグと言われることがありますが、それは空気の入ったやわらかさで、ハンバーグのやわらかさとは関係ありません。 また、肉汁の流出が早くなるのでボソボソになります。 卵とパン粉がつなぎと言われることもありますが、卵は滑らかさを出す為で(口当たりを良くする)、パン粉は肉汁を吸う為とやわらかさを作ります。
|
||||||||||||||||